自分の店で勝負したいと考えているキッチンカーのオーナーは多いといいます。低コストでお客様と距離が近いキッチンカーは、とても魅力的です。アットホームな経営もできます。キッチンカーの製作はそれを専門としている業者に依頼するオーナーもいれば、初期費用を抑えるために車の改装はすべて自分たちの手でやったというオーナーも少なくありません。手作り感を出して、お店の独自性をつくることもできます。単にきれいなだけのお店ではないところを狙うのもいいようです。とはいえ、オープン当時は、なかなか固定客を獲得できないものです。出店するだけで赤字になることもあります。そんな経営状態を乗り切るのに、友だちのちからはとても大きかったといいます。例えばキッチンカーで人気のフォルクワーゲンのサークルというものがあるのですが、そこの仲間たちが家族を連れて遊びに来てくれることもあります。お店作りに積極的に強力してくれる友だちもいます。キッチンカーのステッカーやショップカードを格安で作ってくれたり、ホームページを作成してくれる人もいたり。その他にもSNSで宣伝してくれたり、ホームパーティに呼んでくれて出店させてくれる人もいるそうです。そんな風に動くうちに横のつながりもできてきます。ひとつの出逢いが次の出会いを呼んで、大きな輪になります。それがお店を成長させてくれるといいます。キッチンカーにとって、人のつながりが財産になるといえるでしょう。出会いを大切にすることが、キッチンカーにとって何よりも大事なことです。SNSでのコミュニケーションも大事なことです。そして、少ない資金ではじめられるのは、キッチンカーの最大の利点です。身軽にいろいろな場所にいって、多くの人に出会うこと。それが大きな財産になるのです。