「回らないお寿司屋さんは、ちょっと敷居が高い。」
そう感じる方も少なくないでしょう。しかし、昔ながらの回らない寿司屋でゆっくりと食事を堪能したいと考えることはありませんか?そんな時、気になるのはお店の習慣やマナーです。
この記事では、回らない寿司屋でのマナーや美味しい食べ方、正しい順番について詳しく説明します。
ぜひこの機会にしっかりと学んでおきましょう。
お寿司を食べるときの基本的なマナー
お寿司を食べるときに覚えておきたい、基本的なマナーを3つご紹介します。
お寿司は出されたらすぐに食べる
お寿司は温度や乾燥によって風味が落ちてしまうため、出されたらできるだけ早く食べましょう。特に握りたては格別の味わいがあり、鮮度を楽しむことができます。
醤油はシャリにつけない
お寿司を食べるときは、醤油をシャリにはつけず、ネタの部分に軽くつけましょう。これは、シャリが醤油で崩れるのを防ぎ、見た目のバランスをそのままに味わうことができるためです。ネタの先に少量だけ付けると、醤油の味が強くなりすぎず、ネタの味を引き立てることができます。
手で食べるときは清潔に
お寿司は、手で直接食べてもマナー違反ではありませんが、清潔な手で食べることが大切です。手で食べる際は、握りしめるのではなく、軽くつまんで食べるようにしましょう。つまむ時間も最小限にして、温度や風味を保つことがポイントです。
お寿司を食べる正しい順番
お寿司を注文し始めるとき、好みのネタを先に食べるのも一つの方法ですが、味わい深さをより堪能するためには、注文の順番を工夫するのもおすすめです。
次の順番で楽しんでみてください。
●さっぱりとしたネタからこってりとしたネタへ
●白身魚から赤身魚へ
●握りから巻き物へ
●最後に甘みのある玉子やかんぴょう巻き、そしてお吸い物で締める
ウナギやアナゴのようにタレがついているネタは、そのこってりとした味わいから、別途醤油をつけずに食べるのが一般的です。
お吸い物は、食事の締めとして、すべてのお寿司を楽しんだ後にいただきましょう
もしネタの選び方に迷ったら、職人に「おまかせ」で任せるのも良い方法です。特にカウンターで食べる際は、その日のおすすめを聞いた上で、「おすすめを中心に、これくらいの量で」と伝えると良いでしょう。
職人は適切な順番で握ってくれるので、それに従うことで最高の味わいを堪能できます。
食べる順番を意識しながら、または思いのままにお好みのネタを楽しむことができるため、食事が一層楽しいものになるでしょう。
回転寿司ではつい好きなものばかり選んでしまうことが多いかもしれませんが、このような高級店を訪れた際は、始めから終わりまでの全体の頼み方を意識してみることをおすすめします。
お寿司をより美味しく食べる方法
お寿司の美味しさを最大限に引き出すためには、食べる順番だけでなく、食べ方にも注意が必要です。ここでは、より美味しくするためのポイントをご紹介します。
ガリで口内をクリアに
ガリは、爽やかな味わいで口の中をリフレッシュする役割があります。特に味が濃いネタや脂っこいネタを食べた後にガリを少し食べると、口内をさっぱりさせ、次に食べるネタの味をクリアに楽しむことができるのです。
わさびはネタに少量添える
わさびは、醤油に溶かすのではなく、ネタに直接少量を添えるのがおすすめです。これにより、わさびの風味が強調されすぎず、ネタの風味を損ねずに楽しむことができます。
ネタを下にして食べる
ネタを舌に直接触れるように下にして食べると、ネタの味わいをよりダイレクトに感じることが可能です。また、醤油をネタにつけている場合、醤油がついていない部分から口に入れると、味が一層引き立ちます。
まとめ
今回は、お寿司を食べる時のマナーや、より美味しく味わうための順番についてご紹介しました。通常、お寿司は気軽に自分の好きなネタを選んで楽しむものですが、順番を意識することで味わいの変化をより一層楽しむことができるでしょう。
食べる順番について少し知識があると、どのネタから食べ始めるかを考えるのも一つの楽しみとなり、食事がさらに豊かなものになります。