年齢を重ねるごとに、日々老化が気になるものです。
実際に「いつからこんなに老けたのだろう?」とお悩みの方もいることでしょう。しかし、老化の原因を知り、抑制するポイントを知っておけば若返りも決して不可能ではありません。
この記事では、そんなエイジングケアについて解説します。
老化の原因は「酸化」と「糖化」
老化の原因は主に「酸化」と「糖化」にあるとされています。まずはそれぞれどのような状態なのかを見ていきましょう。
体が「酸化する」とは?
体が酸化するのは、活性酵素による働きが主な原因です。
活性酵素は呼吸から取り込まれた酸素の一部が活性化した状態を指し、本来はウイルスや細菌に反応して体を守ってくれる役割を持っています。
しかし、活性酵素が増えすぎると細胞障害を引き起こし、体が酸化しやすくなります。体が酸化すると老化が加速し、最終的には他の人より老けて見られるわけです。
そのため、エイジングケアでは「体を酸化させないこと」が重要と言えるでしょう。
体が「糖化する」とは?
体が糖化するのは、糖質による働きが主な原因です。
糖質は人間が生きていく上で欠かせないものですが、過剰摂取すると体内でタンパク質と結びつき、AGEsと呼ばれる悪玉物質に変化します。
その悪玉物質であるAGEsが増えることで老化が加速するとされているため、エイジングケアでは「体を糖化させないこと」も重要となるでしょう。
老化を抑制するポイント
では、老化を抑制するためにはどのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。
酸化による老化を防ぐ方法
酸化による老化を防ぐためには、活性酵素を抑えるのが効果的とされています。
活性酵素は紫外線や有害物質だけでなく喫煙などによって増えるため、意識的にそれらを避けて生活することを意識するのが重要です。
また、バランスの悪い食事やストレスの多い生活も活性酵素を増やす原因となるため、食生活を見直しつつ運動などを取り入れるのが良いでしょう。
ただし、適度なウォーキングやランニングは健康維持に繋がりますが、激しい運動は活性酵素を大量に発生させるため、やりすぎには十分ご注意ください。
糖化による老化を防ぐ方法
糖化による老化を防ぐためには、糖質を抑えるのが効果的とされています。
大量の糖質を摂取すると体が高血糖状態となり、糖化が進みやすくなるため、普段から血糖値の上がりにくい食品を選ぶことが重要です。
特に甘いものが好きでジュースやスイーツと大量に摂取すると、血糖値が急激に上昇します。急激に血糖値が上昇すると糖化が進み、老化も加速するので注意が必要です。
食事は糖質を大量に含むものは避け、食物繊維を含むものを意識的に摂取しましょう。
ただし、老化を防ぐために極端な食事制限をする人もいますが、極端な食事制限は逆に低栄養状態を引き起こして免疫力の低下に繋がります。免疫力の低下は老化にも繋がるため、ダイエットなどで断食している方も要注意です。
生活習慣の見直しが必須
健康的に老化を防ぐためには、生活習慣の見直しが必須です。現代人の生活は食事のバランスが崩れていたり、運動不足に陥っていたりと、何かと老化しやすい要素で満ちています。
老化を抑制するためには健康的な食事と運動が欠かせません。また、良質な睡眠を確保することも重要となるでしょう。
これらの生活習慣を見直すことが、老化を防ぎ、結果的にエイジングケアに繋がります。そのため、もし老化を防ぎたいと考えている方は、生活習慣の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
老化は主に体が酸化・糖化することによって加速するとわかっています。もともとは体の酸化が老化を進めるとされていたため、酸化を防ぐことが重要とされてきました。しかし、現代では糖化も老化の原因として考えられているので、糖化を防ぐことも重要です。
まずは食事と運動を中心に改善し、活性酵素の増加と糖質の過剰摂取にも気を付けましょう。
なお、老化を防ぐためにはNMN(老化を抑制する成分)の生成も欠かせません。NMNはサプリでも摂取できるため、どうしても食事や運動の改善が難しい場合はサプリの力も活用してみてください。