自宅の外壁の塗り替えなどのリフォームを考えている方は、まず複数の専門の業者から見積もりを取るようにしましょう。
業者が見積書を出してくれたら、使用する材料の単価や、その処置を行う面積、設備の金額などが記載されているかどうか確認してみましょう。
業者によっては、「外壁塗装一式」という記載され、支払総額しか書いていない場合もあるでしょう「足場一式いくら」「高圧洗浄一式いくら」など、各項目について「一式」と書いてあるだけで、面積や単価が記載されていない場合もあるでしょう。これでは、どんな工事にどんな材料を使って、どれぐらいかかるのかが不明確です。
また、工事の内容、使用する材料の単価、設備の金額について記載があるものの、面積がすべて「100㎡」「50㎡」などというように切りがいい数字になっている場合は、きちんと面積を図っていない可能性が高いと考えられます。
もちろん、このような見積書を出した、というだけで業者を疑うことはできません。しかし、顧客との信頼関係を大切にしている業者であれば、材料の単価や、その処置を行う面積、設備の金額などをきちんと記載した見積書を出してくれるでしょう。その意味で、不明確な見積書を交付する業者には注意が必要だと考えてよいと言えるでしょう。
また、工事にかかる費用の支払い方法については、工事完了後の支払いが一般的ですが、場合によっては、工事の前に費用の一部を支払い、工事が終了した後に残りを支払う、というケースもあります。
しかし、「工事の前に全額支払い」というケースはめったにありません。万が一、「費用を全額支払ってから工事をします」という業者がいた場合は要注意。
契約を急かされても、慎重に対応することが大切です。