水彩画をはじめたばかりの皆さんへのアドバイスとして、絵の具をまぜる際に、必要以上の色彩を混合させないことです。水彩画は透明感が命でもあり、透明感を保つには3色以上の色合いを混色しないルールを保つことです。明るさを調節したいのであれば色味であるよりも、筆の水分量を調節してみることです。また最初からパレットの上で混色を行うのではなく、単色で薄く紙に塗り付けた後に、乾燥を待ってから単色の色味を重ねることで、パレット上ではなく紙の上での混色が行えます。単色同士を紙の上で重ね塗りする方が、被写体の凹凸感や質感を表現しなるくもなり発色も鮮やかとなるはずです。特にくだものなどを描く時は、くだもののジューシーさを表現するためには、光の反射をうまくとらえることです。混色でご自身の好きな色合いを全面に出すことも大切ですが、くだもののもつ透明感をうまく表現するためにも、水の力で明るさを出す表現方法をうまくテクニックとして習得しましょう。そうすることにより美味しそうなくだものを仕上げることが出来ます。上手に仕上げた作品は額縁に入れてリビングに飾るのもよいでしょう。水彩画をこれからはじめようと考えている皆さんも是非このやり方にチャレンジしてみて下さい。