騙す人の手口には共通点があります。
何か特別な力が働いたかのように言いくるめる技術に長けている点です。
例えば彼らは高い金額でつまらない物を売りつけた上、「これを飾っておけば、何も起こらない」と告げてきたりします。その結果は、当然ながら何も起こりません。
何も起こらない可能性の方が高いのにもかかわらず、騙された人は、平穏無事に過ごせたことを感謝してしまうのです。
では逆に何かが起こってしまった時はどう言い逃れるのでしょうか。彼らは悪びれることも無く、「信心が足りなかったからだ」と答えます。
或いは「購入していなかったらもっと酷いことが起こったはずだ」と言って憚りません。要するに、どのような事態になろうと、不思議な力が働いたことにできるのです。
ではこうした悪徳スピリチュアルから逃れる手はないのでしょうか。スピリチュアルは時に追い込まれた人を勇気づけることもあります。
そうした効果を期待できるのは、スピリチュアルの良いところです。しかしそれを悪用する人が後を絶たないのも事実です。
悪人に遭遇しないためには、スピリチュアルの世界で築いた人間関係は、長引かせないという対処が必要です。
ずるずる付き合い続けると、どうしても嵌ってしまう人が現れます。人間は弱い生き物ですから、仲良くなりかけた人と距離をとるのは難しいものですが、心を鬼にして一見で終えるのが良策です。
特に相手から図々しく接近してくる時は、細心の注意を払い、自分からは連絡を取らないようにします。
なるべく合わないようにするのは、下手に言い当てられないためにも大切です。何度も会ってしまえば、自分の性格や個人情報を相手に知られかねません。
そうなると、それをヒントに言い当てられる可能性が高まるのです。