起業というのは「起業する事」というのが目標であるのではなく、起業後の運営で目標を叶えて行くものなのではないでしょうか。
理想論が先走ってしまうタイプの方に多いのが、この「1年後のビジョン」がないということが言えるのではないでしょうか。サラリーマンの方が「起業」を前にすると、自身が会社でできなかったことをやりたかったりという理想が強く前に出てきてしまう恐れがあり、運営していく意識が薄くなってしまっているという事が心配される事が多いのではないでしょうか。
これは、習慣として「給料」を定期的にもらってきたという事実があるため、仕方のないことではあると言えるでしょう。しかし、実際に起業家になる場合には、自分で稼がない以上収入はないということを自覚しておかなければならいのではないでしょうか。
そう言ったサラリーマン的習慣に立ち向かうためにも、しっかりと起業後1年経ったらどのくらい稼ぐようになっているかと言った経営上の具体的な目標を決めるという事が重要と言えます。
もちろん、急に1年後の目標額を決めるのではなく、起業後1週間や1ヶ月といったように細かく分けて目標額を設定し、それを積み上げて考えて行く事が大切でしょう。そのためにもまずは起業セミナーなどに行って情報を集めることも大切です。
漠然とした夢のような数字を並べても意味はありません。自身がサラリーマン時代にもらっていた給料を目安にしても良いでしょう。
お金を稼ぐという事がどういうことかを自覚しながら運営して行く事で、次第にその先5年後、10年後というように目標が明確に見えてくるのではないでしょうか。稼ぐことから考える癖をつけ、数字という明確な目標を意識して運営して行く事が重要と言えるのではないでしょうか。