デザイン事務所に対してクライアントが支払うのは、当然デザイン費用ですが、実はそれに加えて設計管理費なるものが存在します。
何故なら、店舗デザインという仕事は、設計図を書き上げるまでではなく、そこから竣工するまでの工程も含むからです。つまり施工を管理するのも仕事の内なのです。
一方、施工業者に対しても、クライアントは工事費用を支払わなければなりません。工事費用の見積もりは、細かく見ていくと複雑で分かりにくいのですが、大別すれば設備工事費と造作工事費とがあります。
設備工事費は、デザインとは直接関係しない箇所の工事に対するものです。例えば、電気やガス、水道といったインフラ等がそれに当たります。
他方、造作工事費は、内装全般、什器、インテリア、ロゴといった、デザインの具現化に当たる工事に対するものです。クライアントは両者を合わせた総額を支払うことになります。
これは何も店舗に限った話ではありません。幼稚園や保育園などの施設を設立する際にも当てはまってくることでしょう。
ただ、幼稚園や保育園の場合は内装の提案から施工までの流れを請け負ってくれる施工業者もあるようです。